ResolutioN desk

modeling dockyard"Resolution desk"です。各種スケールモデルの制作、メイキングなどを紹介していきます。

Category: スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: ナポレオン号

Comment (0)  Trackback (0)

ナポレオン号制作レポート:最終段階その1

このブログに手を付けなくなってからしばらくたちましたが、いまだナポレオン号は建造ドックの中に入っております。すでにリギング関係の艤装はほぼ完了し、いよいよ艦載ボートとアンカー、フラッグなどの細かな装備品のみの取り付けとなりました。

6856679789869

最初にキットを購入したのは2012年1月。この2年間で実にいろいろなことがあり、ナポレオン号もそんな自分と共に成長してきた一つの兄弟のような存在です。まもなく当艦は完全に進水し、完璧なる就航を迎えます。
これまでに様々な作業をしてきましたが、断片的だったり写真記録がなかったりするものが多く、残り僅かな工程はまとめて紹介させていただきます。

IMG_7245.jpg


側面の砲門の取り付けは完了しました。砲門を開閉するためのストラップをそれぞれ取り付けてあります。砲門蓋側面は白色、もしくは赤色の例が多く、今回の作品でも白色のままとしていましたが、差し色的効果を考えて赤く塗りなおしてあります。

IMG_7248.jpg

舷側ボートダビットの取り付けです。ナポレオン号のボートダビットは1対で2隻のボートを懸架する構造になっており、外側に大型の兵員用カッター、手前には小型のギグなどを吊り下げる仕組みになっています。ダビットに直接穴をあけてロープを通してもよかったですが、今回は1/150日本丸で使ったブロックパーツを使用して滑車の代わりとしてあります。

IMG_7257.jpg

ダビットの昇降装置のテークルは、ビクトリー号などで使われている場合は、マストのトップボード下あたりに導かれている例が多いようです。今回はその例にのっとって滑車を通して固定してありますが、どうにも各マスト一番下のロアセイルのシートに干渉しそうな気がしてなりません。動作上は問題ないように見えますが、現実では少し違った方法で固定されていたようです。今回は模型見栄え優先で、前者の方法を使用しています。

IMG_7267.jpg

艦尾の艦長用カッターも同様にブロックで滑車を作ってあります。

次は各種アンカーの取り付け、そしてディスプレイベースを作り、フラッグを掲げて完成となります。
2年間の長い建造の日々で、このブログの紹介の文体もかなり変化しており、昔の記事を見るのが少し恥ずかしいです。私の稚拙な、帆船模型とはとても言い難い粗雑な作品完成度を詫びるとともに、ここまで読んでくださっているみなさんに深く感謝いたします。
スポンサーサイト

Category: ナポレオン号

Comment (0)  Trackback (0)

ナポレオン号制作レポート:62~70日目その2

70日目までの作業その2です。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (22)

スタンスルブームを引き込む装置一式は、ミズンマストまで取り付けました。
側面に張り出すロープが多くなったのでロープ密度が随分ましました。それぞれの末端は、シュラウドに巻き付けてあります。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (25)

上側の滑車を上下させるロープは甲板のビレイピンに、ブームそのものを引き込むと思われるロープがシュラウドに巻き付けてあります。シュラウドにナチュラル色のロープ束がくると黒のロープに映えるので綺麗です。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (26)

また、今回は甲板上の大砲も少し手を加えました。

去年制作したままの大砲は艶消しブラックで塗装していましたが、船体が艶消しブラックなのでどうにも映えません。しかも大砲は金属製ですから、どうしても金属の輝きがあってほしいところ。

そのため、ネットで見た砲身におそらくつやのトップコートが吹いてあった例を参考に、砲身をすべて取り外し、一度分厚くつやありトップコートを吹いてみました。
写真ではさほどわかりませんが、艶消しのときよりも金属光沢のようなにぶい光を放ってくれるようになっています。

この砲身の再取り付けが非常に大変でした。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (27)

スタンスルブームを取り付けます。

スタンスルブームはかつてリノリウム色で塗ったパーツを作っていましたが、以前みたコンステチューションがナチュラルウッドのスタンスルブームを装備しており、これがまた黒いヤードにとても美しく映えるのです。
今回はそれを目指すため作り直しです。

パーツはすべて竹串と爪楊枝。水で溶いたニスを塗ってあります。
船体がプラスチックの色なので、少しでもナチュラルウッドの色合いがあると美しく見えます。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (28)

太陽光の下で撮影したもの。木製であることがわかるスタンスルブームがいい感じに見えます。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (29)

続いて小改造のボート作成です。

本艦には長官用カッター1隻、兵員上陸用カッター4隻、雑用ギグ2隻、雑用ボート2隻の計9隻が付属してきています。しかし19世紀のこの時代ではほとんどのボートは舷側にあるボートダビットから外側に吊り下げています。迅速なボート降下と出動を目的としているのですが、それより前から、帆船には甲板上にボートを搭載する習慣がありました。

このボートはヤードをクレーンのように使って移動させるのですが、ナポレオン号にも甲板上ボートを取り付けてみようと考えたのはもうずいぶん前のことです。
今回はそれを実行に移していきます。

とはいえ、ボート自作はまだできないので、今回はかつて1/250武蔵に付属していた9mカッターを使います。
この9mカッターは武蔵にライフボートとして舷側に吊ってあった4隻で、転落者の救助や海上で他船との連絡を取る際に使われたようです。

これを1/150にすると、おおよそ5、6mほどのボートになるようです。。これは乗員は1列に座り、定員はおよそ8名ほどと設定できるので、士官の個人使用が認められたボートか、舷側のペンキ塗りや補修作業、また少量の物資輸送に使われる輸送ボート、また大型ギグを使用するほどでもなく、かつ多少の護衛が必要な時、輸送ボートを護衛する海兵隊が乗る雑用ボートという設定ができます。

ボートを白色に塗装します。もともとは軍艦色で塗られていました。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (30)

ボートを載せる台を作ります。バルサで作成し、ニスを塗ってあります。
2隻並列で搭載できるようになっています。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (32)

ボートにはそののちに塗装を行い、スオートにバルサ板を張り付けて乗員座席とします。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (33)

並行して舷側砲のニス塗りも行っていきます。

ニス塗りはわざと厚くなるように、何度も何度も吹き付けて光沢を出します。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (35)

ボート部分はこんな感じになりました。

これでもやはり小さく、ボートの高さは人間の腰ぐらいしかありません。港や湖用のボートであれば十分ですが、外洋にはちょっと不向きなボートです。

ステイに滑車を取り付け、ボートを引き上げるクレーンを取り付けました。このクレーンはヤードの滑車と併用して、ボートを外側へ引っ張っていきます。



おおよそ70日でここまでです。
これからはいよいよ舷側砲の作業に入っていきます。

Category: ナポレオン号

Comment (0)  Trackback (0)

ナポレオン号制作レポート:62~70日目その1

ナポレオン号ドックは想定70日突破です。

ナポレオン号にかかわる最後の更新が6/22でしたが、その後ヨットや絵をかいたりしながらもちょっとづつコツコツ作業を進めていたので、ここで紹介する内容はあまりにも膨大になっています。もしかしたら75日ぐらいになってるかもしれません。

夏休みに入ってから大規模な建造が再開しているので、年内の完成には到達しそうです。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (1)

2日ほどかけて艦首のジブ(三角帆)を展開しました。
左右のウェザー・リーシートはもちろんですが、あまり帆船模型では再現されることのない、セイルを格納するときに使用する静索であるダウンホールを取り付けてあります。ステイに沿ってジブの上辺にフットロープのように取り付けています。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (2)

つづいてディスプレイ面での作業に入ります。

イマイのこのキットはプラスチックにつき、組みあがりはシャープで成形加工も非常に簡単ですが、如何せん帆船には木の部分があってほしいところ。
今回の作品では、随所に木製パーツをオリジナルで制作し取り付けていくこととしています。

まず目立つところとして、舷側のブルワークの裏側です。
マントレットの台座としてブルワーク上に設けられている断面がコの字型の部分の裏側に沿って、艦首1mm厚、舷側から艦尾に向かって2mm厚のバルサを取り付けていきます。

ニスを水で薄め、ライトオークのような色合いにしてあります。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (3)

艦首側はこんな感じに。砲門のところはリブとして板を張り付けていあります。
その他、艦首最前列のフォクスルデッキ(梯子の取り付けてある一段高い小さな甲板)の下側には、ロープをくくりつけるクリートのようなものを組んでみました。まだ何も取り付けていませんが、ロープ束などをひっかけておくと実感がでそうです。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (4)

同じ1mm厚で、艦首の一番上にも白のラインを走らせてみました。

船首像の羽の部分に少しかかってしまっているのであとで切削が必要です。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (5)

クリューガーネットを固定していた滑車の位置を正しい位置になおします。

ヤードから伸びているクリューガーネットはもう傷んでしまっていますが、このロープはすでに使い尽くしているため替えがないのでこのまま進めます。
この船に使った静索用の一番細いウッディジョー製綿ロープは100m巻きでしたが、この段階でほぼ完全に使い切ってしまいました。ナポレオン号は100mのロープとともにあるのです。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (6)

木製部分。乗降口です。大型帆船の乗降口にはこんな木製の門が取り付けられていることが多くありました。
19世紀中ごろになるとどうもすたれてくるようなのですが、見栄えがよくて個人的には好きな部位なので取り付けてみました。単純に切り出したパーツをボンドで止めていますが、実物ではここに鮮やかな彫刻があったりするようです。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (7)

艦尾のラダーチェーンは、従来まではキット付属のアンカーチェーンをそのまま使用していました。
しかし常識的に考えて、船を静止させるアンカーのチェーンと、舵を固定しておくチェーンが同じ太さではおかしいと思い、こちらのチェーンはより細い手芸用ネックレスのチェーンを使用しています。
お金があれば1/700の微細チェーンでもよかったかもしれませんが、そんなに問題もなさそうなのでこのままにします。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (8)

いよいよメインマスト・ロアセイルのシート、タックの組み付けに入ります。
舷側にアイレットを木のベースとともに埋め込み、起点とします。このやり方はあまり木製模型では行われていないシートタックの取り付け方ですが、黒いプラスチック船体には多少動きがあったほうがいいと思うので、オーバーですがこの方法をとっています。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (9)

セイル側の滑車を通り、舷側にあけた穴から、アイレットを加工して作ったチェスツリーを介してピンレイルに結びます。このチェスツリーはその後もビレイピンのような役割も担っています。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (10)

両舷のタックロープを取り付けました。
また、セイルにも風をはらんだふくらみを与えるため、バントラインごとに風をはらんだような弧を描くようにしました。セイル内部の針金が役に立ってくれます。

こののち同じ方法で、背面側のシートも組み付けました。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (11)

続いてフォアマスト・ロアセイルのシート・タックの組み付けですが、これは少し厄介です。

クリューアップの状態で格納しているため、滑車は上側にあるため、シート・タックも上を向きます。さらに、艦首側のタックは艦首のピンレイルに結べと指示されているのですが、負荷のかかるタックロープをダイレクトにピンレイルに固定するとは思えません。

通常フォアマストのタックは、艦首にあるパンプキン・ブームとよばれる棒の先に滑車を設け、そこから艦首ピンレイルに回すようになっているようです。艦首側はこの船ではのっぺりしているので、パンプキンブームを自作します。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (12)

爪楊枝で作ります。上側の滑り止めを一段残して切り落とします。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (13)

滑車をくみつけ

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (14)

このように艦首ピンレイルまで伸ばします。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (15)

パンプキンブームの下には補強のためのチェーンを設けました。これはラダーと同じ手芸用の細いチェーンです。重力によっていい感じにしなっています。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (16)

滑車のバリエーションを増やします。これは1/150日本丸に付属していたブロックのパーツで、ロの字のパーツに糸をそれぞれくぐして滑車とするものです。実際1/150ではスケール感が抜群で見栄えもとてもいいのですが、今回はこれを小型の滑車として各部に使用していきます。

あまりの滑車ランナーを発掘。
すでに日本丸は解体してリギングはすべて取り払ってあるので、そちらで使用していたものも活用しています。

gcれgrg (1)

ヤード両端にかかるテークルを再現します。

これは海外のコンステチューション号の時に見た装備ですが、どのような用途で使われたかわかりません。場所を察するに、おそらくスタンスルブームを引き込む際に使用したのではないかと思われますが、あまり作例でこの装備をまとった船を見ません。
しかし個人的にはガッツリかまえたテークルがすごくアクセントとなって心に響いたので、この船でも取り入れてきます。

gcれgrg (2)

こんな感じにまとまります。上側のブロックは固定していないため、様々な作業でけっこうひっかかってロープがゆがむことがしょちゅうです。

なお、これ以降のカーキ色の細い糸は、50番のオリヅル絹糸を使用しています。
絹糸はまとまりがよく、切れない限りケバもほとんどないので便利です。

bれjbdfちぇrhfjうぇhcbhj (20)


アンカーベッドの取り付けです。

今回のナポレオン号の作例では、アンカーは旧イマイ製の金属製のものに置換しますが、これはキット付属のものより2まわりほど大きいものです。見栄えはいいのですが、本来アンカーの組み付け位置だったキャットクレーン部分を飛び越えてしまうので、作例を参考に試行錯誤した結果、チャンネル上にアンカーベッドを設けることにしました。

アンカーベッドはバルサの板から作っています。
下側に見えるアンカーのツメが、その上にドッカリ乗って固定されます。



この数日間はこうした、小さな作業の繰り返しばかりです。

Category: 帆船

Comment (0)  Trackback (0)

帆船とイラストなど

みなさんこんにちは。生存してます。
大学の試験が終わったのちサークル活動で遁走していたので、なかなか記事もかけずじまいでした。これからもうしばらく更新していきます。

ナポレオン号はほぼすべての静索、動索を展開し終えました。
これからセイルに取り付けるボーラインの組み付けにはいります。

今回の記事では平面的な船についてです。ここ最近pixivのほうにあげているものです。

IMG_4593.jpg

「ホーム・スピード」2013/08/15

満腹の船倉、故郷への足取りも軽く。


アナログ水彩の練習に描いたもの。
いつか清水港にイーゼルを据えて水彩画を描く計画を練っており、その習作になります。鉛筆でラフを描いたのち、ミリペンでペン入れをしたのち、ターナー透明水彩で着彩。絵葉書のような印象になりました。
一部ボールペンをつかったため、水でインクが溶け出してしまったのが失敗。

ホームスピードとは、旧海軍のスラングで、軍艦が洋上演習が終えて、母港へ寄港するときに出すスピードのことです。それぞれ速度何ノットと決まりがあるのですが、燃料の消化、はやく故郷の地を踏みたいという憧れもあって、規定よりも早いスピードで母港に戻ることが多く、多少なら艦長も黙認していたとか。

イメージモデルは19世紀のイギリス遠洋漁船。構造はW,チャーチル号をモデルにしています。


36898332.jpg

「Storm Buster」2013/07/07

荒天を駆る


授業中に描いていた落書きにSAIで色をつけたもの。今は天下無敵のアドビPSやILが入っているのでそれを使ったほうが勉強になりそうです。
モデルは18世紀イギリス海軍の6等級中型フリゲート軍艦。船尾にユニオンジャックが翻っていますが、本当はこれはホワイトエンサインというイギリス海軍旗です。初歩的なミス。

荒れ狂う風に乗り、高波を切り裂いて進む帆船のかっこよさ。


Category: ヨット

Comment (0)  Trackback (0)

ル・トリコロール号製作レポート

こんにちは。

今回の話の起源はもう1年ほど前までさかのぼります。
家から少し離れたところに大きなダイソーがあるのですが、そこで当時、マリンインテリアグッズとして420円帯でヨットの木製模型を売っていました。当時見かけた頃は買わなかったのですが、最近木製模型が好きになってから、手ごろに手に入りそうなモデルとして思い出したので、出かけたついでに買ってきました。

IMG_3714.jpg

模型といっても完全ハンドメイドのかわいい船です。基本構造のみ再現した置物のインテリアですが、セイルには帆布を使っていたりとそれなりに凝った造形をしています。

今回はこのヨットを、木製置物よりステップアップした、ひとつの木製模型という調度品を目指して製作していきます。

IMG_3721.jpg

まずはセイルを取っ払います。ヒートンでねじ込まれているだけなので、クルクルまわせば簡単に取れます。

IMG_3723.jpg

船体の研磨です。
木の削りだしによる手作り作品なので、船体には個体差こそあれ、かなりの凹凸があります。それを綺麗な曲線になるまでペーパーがけをしていきます。180番から320で研磨した後、1000番、2000番で徹底的にキレイになるまでこすっています。

IMG_3724.jpg

船体のキャビンの製作です。

それぞれ取り外して新たに作り直したかったのですが、これが非常に頑丈に取り付けられているため断念しました。バルサで表面を囲う形でキャビンを製作します。屋根部分はペンチで剥がした裂け目部分をそのまま屋根にしました。

IMG_3725.jpg

ボウスプリットの取り付けです。

通常ヨットにはボウスプリットは存在せず、現在では完全にフラットな船体か、船首楼のように長く突き出た船体を持つかに分かれます。ボウスプリットがあるヨットはそうとう高価か時代の古いヨットになりますが、今回は後者をイメージしているので、見栄えを考えて取り付けてみました。

このボウスプリットは、元々このヨットのマストのブームとして取り付けられていたものです。
先細りに削ってあります。

IMG_3726.jpg

舵は何度か作り直してこの形におちつきました。
実物の場合だともうちょっと幅の狭い舵のほうが多いようです。
当初は可動の予定でしたが、ヒンジ部分が非常に繊細になるため固定してあります。

IMG_3728.jpg

塗装に入ります。

塗装は白を基調とします。彩色はアクリルガッシュです。相手が木なので吸収もよくキレイに色が乗ってくれます。

IMG_3733.jpg

喫水線下部は赤色です。当初は純色のカーマインでしたが、あまりにも明るすぎてよくなかったので、カーマインにジェットブラックを混ぜてくすませてあります。

IMG_3734.jpg

続いて甲板の作成です。今回の甲板では、実際と同様に、細長い板を貼り付けていく手法を使います。
これは後々のプラ帆船の甲板張替えの練習も兼ねています。

まずは1mm厚のバルサを細く切り出します。

IMG_3735.jpg

これを甲板上に並べていきます。長さ調節が難しいので現物あわせで張っていきます。

甲板上にはマストが固定されているので、ペーパーがけができなかったため、かなり段差があります。
それによってどうしても甲板も段差も発生しています。

IMG_3736.jpg

マスト基部はキャビンのハッチということで、2mm厚のバルサを整形して取り付けました。

IMG_3737.jpg

舷側にぐるりと展開させてあるブルワークの補強のため、艦首部には横方向の突っ張りのリブを設けました。
ブルワークは1枚のバルサ板をしならせているので、弾性で固定が非常に難しいです。

IMG_3738.jpg

船体の装飾となる、ブルーのストライプを作成します。
これはボール紙に直接塗装しています。

IMG_3739.jpg

甲板にはニスを塗ります。
このニスですが、ところどころがまだらになっているのが分かります。これはボンドがはみ出したところで、刷り込んで固定したため、その部分にはニスがしみこまず、色が乗らなくなっているのです。
甲板張りのときは気をつけなければいけません。

IMG_3740.jpg

フラッグの作成です。さすがにこの1隻のためにフラッグを注文するわけにはいかなかったので、セイルで使用するYシャツ生地に色を塗って自作してみました。
船体色にも象徴されるフレンチ・トリコロールです。

フランス国旗のうち海上で用いられるものは、赤の部分がほんのわずかに長くなっているのが特徴です。
フランス海軍の軍艦旗にもなっています。

IMG_3741.jpg

船首の手すりです。

100円ショップで買った手芸用アイレットに、30番のカタン糸をくぐしてあります。糸には後からアクリルガッシュを塗って硬くしてあります。

IMG_3743.jpg

マスト基部のビレイピンの構築です。
実はこのマストは完全に船体に対して中心ではなく、僅かに右舷側にズレて取り付けられています。そのため均衡をとるべく、左舷側に補強の角材のようなものを取り付けてみました。
各種ロープはその下の角材の張り出し部分にまきつけて固定します。

IMG_3744.jpg

舵輪の取り付けです。舵輪は、セリアでこれまたちょうどいいサイズのチャームの素材が売っていた為、リング部分を切り取ってそのまま取り付けてあります。

後部にも手すりを取り付けます。

IMG_3756.jpg

後部ブームのテークル部です。滑車はバルサ材から自作しました。ロープを巻いてから穴を開けることによって、バルサが割れても固定できるようにしました。

IMG_3749.jpg

バックステイです。ここはナポレオン号同様のシステムで製作しました。

IMG_3752.jpg

ボウスプリット下部にもワイヤーを展開します。

IMG_3758.jpg

船首側のブームのテークルも、船尾側と同様に自作します。巻きつけのロープはあとづけです。

IMG_3760.jpg

船尾側には、それぞれ足場となるステップと、腰掛的な部分をつくりました。そりゃ座るところも欲しいよね。

これはバーントシェナを塗ったボール紙で製作しています。

IMG_3767.jpg
IMG_3769.jpg

セイルの組み付けです。

セイル全体を写した写真を削除してしまったので部分的にしか写っていないのですが、下隅は直接ブームに固定し、トップ部分だけ滑車を介してマスト基部まで動索を降ろしています。

IMG_3771.jpg

マストトップはこのようになっています。ちょっとロープが収束しすぎかもしれません。

IMG_3772.jpg

メインセイルは赤のストライプを入れます。
これは直接カーマインを塗っているのですが、結構にじんだりして大変でした。

そしてメインセイルを取り付けて各箇所を調節し、ハシの糸を切断。

完成です。

IMG_3774.jpg

420円のダイソーヨットが生まれ変わりました。

船名は「Le tricolor」ル・トリコロール号。三色旗号。カラーリングから見たまんまのネーミングです。

地中海の港町マルセイユをイメージ。
ボウスプリットやデッドアイを介したバックステイなど古式装備の船のため、1970年代ぐらいの時代を駆けた船という設定です。

ルのコピー[1]

素材はバルサ以外、我が家にあった竹串、ツマヨウジなど様々な身近なアイテムから。
購入したものはほぼ100円ショップ、安定のセリアグッズです。

木製模型はやっぱり身近にある材料で組めるのも魅力ではないでしょうか。
総製作期間はおおよそ1週間以内。説明書や設計図などなにもなく、自由に発想しながら楽しく製作させていただきました。


PLOFILE

PASfinder

Author:PASfinder
PASfinder


「王室陸軍国境守備隊 軽歩兵第74ライフル銃兵連隊」よりリニューアルしました、模型/イラストレーション制作中心の趣味ブログ「ResolutioN desk」です。スケールモデルの製作過程、メイキングを随時公開していきます。素人ですが、モノ造りクリエイターの皆様にとって、何かの制作のヒントになることができれば幸いです。

「resolute desk」は、歴代アメリカ大統領執務室の机のことです。映画「ナショナル・トレジャー」でもおなじみ。
TOPは「写真素材:足成」様より

COUNTER
あなたは
QR
QR

1234567891011121314151617181920212223242526272829303108 2017
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。